老眼になったらどうなるのか
老眼になると顕れる症状
老眼は40代くらいから少しずつ症状が出てくる人が多いです。早い人だと30代後半くらいで症状が出てしまうこともあるでしょう。遅い人でも50歳を過ぎれば、たいていは老眼と疑われるような症状が何かしら出てきます。そのため、程度の差や発症時期が早い遅いの差はあるものの、誰でも老眼になってしまうものだと捉えておきましょう。
老眼になり始めくらいのときだと、模型製作や手芸などの細かな作業をする際に細部が見づらいと感じる程度です。そう頻繁に細かな作業をする人でなければ、なかなか気づかないかもしれません。しかし、老眼の症状は次第に進行していきます。
スマホの画面を見るときに、少し顔から離さないとよく見えないと感じるようになってきたら、老眼が進行中だと思っていいでしょう。
飲食店のメニュー表なども、ごく自然な距離では見づらくなってきます。さらに進行してしまうと、手元に置いてある新聞や本などの文字が読みづらく感じてくるでしょう。
老眼が進行してしまったらどうすればいいのか
老眼になっているのではないかと気づくくらいのときには、既に老眼が進行していることが多いです。そこからさらに老眼が進行すると、新聞や本などを読むときに、手を目一杯伸ばして顔から離さないと文字を読み取れなくなってしまいます。日常生活用に支障がでてしまうことも多いでしょう。
そのくらいになったら老眼鏡を使用すると、手元の文字もはっきりと見えてストレスなく読むことができます。度の強い老眼鏡なら、模型製作や手芸などをするときにも困らないでしょう。
ただ、老眼鏡をかけることに抵抗を感じる人も多いです。年寄りになってしまったように思えてしまうでしょう。それでも、ストレスなく手元の物を見るには仕方ありません。
老眼は水晶体が硬くなって近くにピントを合わせづらくなることで起こります。また、老眼が進行するくらいだと、白内障も発症しているケースが多いです。
多焦点眼内レンズを使用した白内障手術を受ければ、これまで老眼だった人でも、遠くも近くもはっきりと見えるようになります。