国産の柔らか素材

柔らかく足にフィットするもの

外反母趾靴選びは、足にフィットした形であることはもちろんですが、靴の素材自体も重要なポイントです。

外反母趾の靴というと、足を窮屈に締め付けることのないゆったりとしたものを選ぶことになりますが、ゆったりとしたもの=サイズが大きいもの、というわけではありません。

靴の中で足が滑ったりすることのないよう、しっかり足をホールドできるものでなければなりませんから、自分の足にぴったりフィットする必要があります。

その際、靴の素材が硬いものだと、せっかくフィットしている靴でも、履き心地は悪くなってしまいます。

フィットした靴を心地よく履くためには、靴の素材自体が、クッション性が高く、柔らかなものでなければなりません。

ムーンスターの外反母趾靴

明治時代に「足袋」の製造から始まったシューズメーカー「株式会社ムーンスター」では、一般的なスニーカーやビジネスシューズなどの他に、外反母趾の足にも優しい柔らかな素材を使った靴なども開発・販売しています。

たとえば、ムーンスタースポルスというムーンスターのシューズラインでは日本人の多くが悩んでいるという「足のイタミ」について研究し、一人ひとりの足に寄り添う靴づくりのための「イタミ0プロジェクト」が行われています。

どのような工夫がなされているかというと、たとえば足の疲れを軽減するため、靴の中底にZFフォームと呼ばれるクッション材を使用し、足の疲れを軽減するように作られていたり、外反母趾の人には、足裏のアーチを支える独自の立体クッションを採用した機能性カップインソールなどを入れることで、フィット性を高めることができる…といった具合です。

靴の表面には、ソフトレザーと呼ばれる柔軟加工をほどこした天然皮革「ガーメントレザー」や、柔らかく伸縮性のある「シープレザー」などを使用するなどして、外反母趾に優しい靴となるよう、日夜研究が続けられているようです。

インターネットなどで検索すると、外反母趾靴はたくさんヒットさせることができますが、ムーンスターのような国産シューズメーカーなら安心感がありますね。